「推し着物」岡野く仔 感想

「推し」に教えられた着物で 私は胸を張って歩きたい

推し着物 26p

なぜか季節外れの風邪で数日ダウン。ブログ始めたばっかりなのになかなか更新できず悔しい。

まあそんな日もあるでしょう。そういう落ち込む日は、あえてポジティブになれる漫画を一冊。

岡野く仔先生作、オムニバス・ストーリー

推し着物

岡野く仔先生といえば、「着物ちゃんとロリータちゃん」や「ギャルがシルバニアファミリーを溺愛したら」が有名の漫画家ですね。私もpixivで以前から知っていました。ですが、私はpixivでも書店でも、なかなか手が出なかった。

なぜか?

自分の「好き」に臆病になって隠したり怯えたりする描写が、リアル過ぎて心を抉るから…!

いやだって、今作の推し着物も、主人公、かの子の初っ端のトラウマの記憶から始まるのですが、まあたかだか3ページの足らずの描写が心を抉る抉る。

誰かと違う事、浮いてしまう事。その恐怖がものすごくリアルに描写され、誰しも心当たりに「うっ」となってしまうのではないでしょうか。

pixivで掲載されている岡野先生の他の作品も、自分の好きを怖くて素直の出せない描写が多く、私が一方的に食わず嫌いしてたんですよねぇ。

しかし、なぜ今回この漫画を紹介する事になったのか?

はい。岡野先生の素敵💓着物👘コーデにやられました🥰

え、だって、漫画に出てくるコーデみんなすごく可愛い…。

というか表紙から既に💯満点…。

オレンジの鮮やかな生地に梅(ですよね?)の文様は、レトロ&キュート😍…。半衿は梅の文様に合わせた緑に黄色の水玉でポップ🫶…。中にはフリルのついたブラウスで可愛さだけでなくお上品さもプラス。こちらレトロなストローハットを合わせて、こう、「お嬢様が今日は遊び心満載にコーデ組みました!」的な…。

アクセの合わせ方も素敵😍ーー!!

伝統的な着方だけではない、岡野先生の魅力がたっぷり詰まった、素敵な着こなしです💕

できる事なら、漫画もオールカラーで読みたかったですねぇ…。

岡野先生の作品は、私が思うに「自分の好きに素直になる」というのを強いテーマにしていらっしゃると思います。

諦めかけていたトキメキや好き。それらに素直になって自分なりに表現していく。

それぞれの登場人物達が自分の恐れや固定観念という殻を破った時のその着こなしは、漫画の中だというのにキラキラ✨と輝いて見えます。

私もたまに着物を着るのですが、やっぱり自分が思いっきり楽しんで着た時は、何をしていても気分が上がるものです。今度着物着よ!

着物でも、ロリータでも、自分なりに好きを自ら体現し、自ら表現していく…。

めちゃくちゃ格好いいじゃないですか…!

聞いてますか着物警察!!!!!

自分が「こうあるべき」を他人に押し付けてギャンギャン喚くKY⚪︎TO付近に生息していそうな奴ら!

お前らなんか懐古主義の皮被った思考停止じゃないですかーーーー!!

黒白即ち喪服? うっせーALL LIFEカラフル着物着ていろーーーー!!

好きに素直に! 

そうなりたい方は、ぜひお勧めの一冊です💕

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